Instagramは1アカウントにつき1ジャンル

Instagramは20代の女性を中心に圧倒的な人気を誇るSNSです。
インスタに上げる写真を撮るだけのために、ものすごい行動力を発揮する女子もたくさんいて、それを揶揄した言葉も出てくるほどです。
画像検索の強みから、とにかく見た目の良い食べ物、空間や土地、ファッションについての検索に向いています。今の若い子はカフェや飲食店もインスタで検索して向かうのだとか。・・・新しい時代を一番感じさせるSNSですね。

動画もあなどれない

画像とともに強いのが、簡単に動画をアップロードできるという点です。
それほど長い時間をアップできないということも利点で、見ている側もだらだらと見続けなくても、ポイントをすぐに見ることができます。
私の知っているダンス系の教室は、インスタのアカウントを取得し、インストラクターのダンスをアップしはじめてから、20代女性の入校がぐっと増えたそうです。
天然石など、数枚の画像では形状の特徴が伝わらない商品も、動画を撮ってアップすることができます。そしてその動画投稿を販売ページに貼り付けることも可能です。
海外ではマジシャンの方の利用も多いですね。工芸品を作っているところなども動画でアップすると良いと思います。

タグがものを言うメディア

タグと聞くと突然に敷居が高くなる気がしてしまう人がいらっしゃいますが、これはとても便利なので、ぜひ使って楽しんでみてください
人気タグもありますが、そんなことより見たいものを検索してみましょう。スマホのインスタアプリの一番下の検索マーク(虫眼鏡マーク)をクリックして、検索ジャンルを「タグ」にして好きなものを検索してみましょう。

自分が探したいと思っていないものもたくさん出てくると思います・・・検索キーワードをいろいろと工夫してみてください。ちなみに「クリスタル」タグで見ると海外のクリスタルさん(女性の名前)がたくさん見られました。「#水晶」で検索したほうがいいでしょうね。

それっぽい投稿を発見したらその投稿につけられた別のタグをクリックして見にいき、画像を辿っていってみてください。適切なタグや、人気タグがわかってくると思います。人気タグをつけると人の流入も増えます

インスタでの売り込み

新しい店舗を恵比寿に出店したとします。
「#恵比寿」で検索すると、恵比寿に遊びに来た人や、仕事をしている人、居住者など、恵比寿を去来する人々が検索できます。それらの人を片っ端からフォローします。すると、フォローされた人は「誰だろう、何だろう?」とアカウントを見に来てくれます。そして「へー、こんなお店がオープンしたんだ」と知ってもらうことができます。フォローバックしてくれなくても、広告することができるわけです。
今ではAI(人工知能)にこれらの動きを任せて、自分ではツボをついた投稿をするだけ、あとは勝手に関連性のある人に「いいね」をしたりフォローしたりして、フォロワーを勝手に増やしてくれるサービスも出てきています。こわい。。。

こういうアカウントはフォローバックしてくれないアカウントは、すぐにフォローを切ってきたりしますし、何度も再フォローしてきたりします。あまり再フォローして覚えられると印象が悪くなることもあるので、AI運用も考え物かもしれません。

ではツボをついた投稿とは?

Twitterも似たところがありますが、インスタはもっと顕著かと思うのが「ジャンルごとにアカウントを持つ」ということです。
一人の人間がひとつのアカウントを持つ、という時代はインスタにおいては終わっていて、ジャンル毎にしぼった投稿をしたほうが、フォロワーを逃がさないで運営できます。フォロワーが多いアカウントは、このようにジャンルを絞って「○○の人」とはっきりとキャラクターをつけて運用しています。

洋服についてだけを発信する、本についてだけを発信する、旅行についてだけを発信するなどの限定をします。その中にうっかり「今日の晩ご飯はこれ」と日常を混ぜてしまうと、フォロワーは去っていきます。インスタは特定の情報を得る画像メルマガのように使用されています。日常をアップロードしてフォローしてもらえるのは有名人や、ライフスタイルを売りにしているタレントさんのみです。

私は天然石と個人のアカウントを分けていますが、「手帳アカウント」「タロットアカウント」ともっと細分化したほうが良いだろうなと思っています。

また、インスタはプロフィールを見に行くとそれまでに投稿した画像をまとめて見ることができ、この時に画像の色のトーンのばらつきがあると「ダサイ」という感じに見られてしまいますので、なるべく似たトーンの画像を投稿し続けることをおすすめします。色のトーンについては、ファッションブランド系アカウントを見ると参考になると思います。

トーンじゃなくて内容についても同じような画像、たとえば「毎日、朝飲んだコーヒー」というテーマで、ほんとにほんとに同じじゃないの!?という画像の投稿を重ねているほうが、フォロワーが増えたりするんですよ・・・不思議です。

タグの言語を英語にすると

私がインスタの面白いところだと思っているのは、海外の人との情報交換です。
タグを英語でつければ、海外の人の流入を増やすことができます。「#crystal」などをつけておくと、海外の天然石業者が「いいね」してくれたりしますし、それらの業者が持っているものを買い付けすることもできるかもしれません。彼らはそれを見越してアップしていたりしますから。
海外の方が情報が早い、詳しいジャンルでの事業では、世界的規模で非常に新しく、生まれ始めのプロジェクト情報を得ることができます。
私の場合、タロットがこれにあたります。世界では常に新しいタロット・デッキとリーディング技法が生み出されています。それらを検索して辿っていくことが可能です。

「英語なんて無理、海外の人に来られたら困る!」という企業での運用では、日本語のタグだけにしたほうが良いでしょうけれど、日本の良さを伝える一助になる事業には、どんどん英語タグをつけていただきたいと思います。

また、英語タグは複数系と単数形で人気が違ったりしますので、検索時にタグの下に表示される投稿数もチェックしてください。

投稿ひとつひとつにリンクがつけられません。

なので、プロフィールに必ずウェブサイトへのリンクをはり、投稿内には「詳しくはプロフィールのリンク先をご覧ください」と書き添えます。

まとめ

  • 必ずタグをつける
  • タグはたくさんつけても良い
  • 何だったらコメント欄にタグ集をあげてもいい
  • 英語と日本語のタグを使い分ける、両方つける
  • 投稿する内容はアカウントひとつにつき、ジャンルをひとつに絞る
  • プロフィールには必ずサイトアドレスを掲載
  • 投稿する画像の色のトーンを揃える
  • 猫とか犬とか見てるだけでも楽しい
  • 英語はわからなくても画像を見ればわかるので、Twitterより英単語検索しやすい